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健康志向ブームの中で注目が高まっている薬膳料理。
「薬膳」は、中医学理論に基づいて、食材と中薬(日本でいう漢方)を組み合わせた料理のこと。
漢方と聞くと難しいと思うかもしれませんが、身体を温めるために生姜、スタミナをつけるためにうなぎなど、これも「薬膳」の考え方の一つで、意外と身近なものになっています。
穀物やくだものなど、どこにでもある親しみやすい食材を活用した料理で元気な身体に近づけたら嬉しいですよね。
お味噌汁の具材、スープの出汁、トッピングに…まずは手軽に始めてみませんか。

身体に優しい韓国薬膳
FUKUKANいやしカフェ

 薬膳料理と聞くと、なんだか食べづらそう…というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、「いやしカフェ」の料理は、チヂミやチャプチェなど馴染みのあるメニューが並び、気軽に美味しく食べられます。
 こだわっているのは材料と調味料。たまねぎと唐辛子、薬膳の食材を一緒に醤油に漬けた自家製のたまねぎ醤油、干し鱈の頭と野菜、数十種類の薬膳の食材から出汁をとった免疫力を上げてくれるスープなど、身体の事を考えて丁寧に作られています。
 化学調味料は用いず、質の良い食材を吟味し、野菜中心のメニューが並ぶ人気のバイキングランチは、どれだけ食べても胃がもたれる事がないと評判です。
 オーナーのチョンさんは、漢方医だった祖父を持ち、食べ物から病気を予防したり、治癒に向かわせたり、健康を維持するための教えを小さい頃から聞かされていました。医食同源に基づいた身体に良い韓国料理で、少しでも心身を癒すことができればという思いで始めた「いやしカフェ」。薬膳カフェで気軽に身体のケアを始めてみませんか。

1)野菜中心のメニューが常時20品以上並ぶバイキングランチ 2.3)バイキングランチに追加注文できる海鮮チヂミ(大)1,200円(小)780円、自家製ナムルがたっぷり入った石焼ビビンバ480円 4)こだわりの出汁 5)古民家を改装した店内

バイキングランチ
1,080円(税込)

  • FUKUKANいやしカフェ

    住所
    福島市町庭坂字荒町59-1
    TEL
    024-591-4892
    営業時間
    11:00~L.O 14:30/夜の部は予約のみ
    定休日
    火曜日
    駐車場
    23台
    URL
    https://iyasi-cafe.jimdo.com/
いやしカフェオススメ薬膳
  • 菊 芋

    イヌリンが豊富で、血糖値の上昇を緩やかにし、中性脂肪を下げる働きでダイエット、アンチエイジング効果が期待できます。

    菊芋チップス、菊芋とピーマンの炒め物、菊芋の煮っころがし

  • 五味子(ごみし)

    ビタミン豊富で肌トラブルの減少に。一つの実で苦味、酸味、甘味、塩味、辛味の五つの味があり、それぞれ、心臓、肝臓、脾臓、腎臓、肺を保護するといわれています。

    五味子茶、五味子酢、五味子茶ゼリー

  • なつめ

    胃腸の調子を整える、不安感を和らげ、気持ちが落ち込んだり、食欲不振の時に元気を与えてくれます。

    なつめの甘露煮、なつめ入り白菜スープ、参鶏湯

  • 胡桃

    エイジングケアや滋養強壮に。 胡桃は温性で、腰や手足の冷えを改善します。免疫力を高め、体を潤す作用があるので、慢性の咳や喘息、肌の老化、便秘の解消に。

    胡桃味噌、胡桃入りカレー、サラダのトッピングに。

  • きくらげ

    血液の巡りをスムーズにし、疲れやすさや顔色の悪さを改善。血液を浄化する効果が期待できる食材として、がんや動脈硬化、生活習慣病の予防になるといわれています。

    炒め物、スープの具材に。

おせちと薬膳

縁起物、決まりものというだけでなく、
薬膳的にも冬の身体に「うれしい」がいっぱい!

  • 黒 豆

    今年もマメに暮らせるようにという願いが込められている黒豆は、血液の巡りや水分代謝をよくして、むくみを改善。糖質の消費に必要なビタミンB1が豊富です。

  • なます

    大根は胃腸の働きを助け、食べ過ぎ時のデトックスに。年末年始の暴飲暴食対策にオススメの野菜です。お酢は活血作用があるので、冷えて血行が悪い時や、油物の食べ過ぎには酢の物をぜひ。

  • 昆布巻

    喜ぶを表している昆布は、余分な水分をとる働きがあります。おせちは全体的に塩分が強めですが、昆布などの海藻類を一緒に食べると塩分を排出しやすくなるという嬉しい効果も。

いやしカフェ風 薬膳レシピ
  • 韓国おでん

     日本の冬に欠かせない料理の「おでん」は、アジア諸国でも幅広い人気を誇っています。韓国での呼び名は、そのまま「オデン」。韓国のおでんは魚の練り物を使った具材が主流でスープがピリ辛です。昆布やスケトウダラ、大根、ネギなどでとった出汁と、唐辛子は身体を芯から温め、冷え対策におすすめの一品です。

  • 出汁

    たまねぎの皮1個分

    昆布1枚

    煮干し10匹

    粒胡椒10粒程度(なければ粉でOK)

    5カップ

     

    さつま揚げ2枚

    大根3センチ分

    豆もやしお好みの量

    ネギお好みの量

    生姜のおろし汁小さじ1

    にんにく少々

    一味唐辛子少々

    小さじ1

    ブラックペッパー少々

    • 出汁の材料を全て入れて出汁をとる。さつま揚げは1.5センチ幅ほどに切る。大根はよく洗い、皮のまま短冊切りにする。
    • とった出汁に、大根とさつま揚げを入れて煮る。大根に火が通ったら生姜のおろし汁、にんにく、塩とブラックペッパーで味を整える。
    • 豆もやし、ネギを入れ5分煮る。仕上げに一味唐辛子、ブラックペッパーをかける。
  • 大根入りチヂミ (2枚分)

     大根は消化酵素が含まれており、胃腸の働きを助けます。胃もたれ、お腹のはりに良い食材です。また、粘膜を丈夫にし、免疫力を高める働きがあるので、咳、喉の不快感、風邪やインフルエンザの予防にも!

  • つけだれ

    しょうゆ大さじ1

    大さじ1

    ごま油小さじ1

    ネギのみじん切り少々

     

    小麦粉1カップ

    片栗粉大さじ3

    たまご 1個

    カップ1/2程度

    大根300グラム

    ネギ1本

    輪唐辛子10個程度

    • 小麦粉と片栗粉をあわせておく。たまごは割りほぐしておく。大根は千切り、ネギは薄く斜めに切る。つけだれ用のネギはみじん切りにしておく。
    • 大根とネギ、輪唐辛子を大きめのボウルに入れ、①で合わせた小麦粉と片栗粉を入れて野菜に粉をからませる。たまごを入れ混ぜ合わせ、さらに水を入れて混ぜ合わせる。
    • フライパンにごま油を熱して、②の半分を流し入れ形を整えて中火で焼く。焼き色がついたら返して蓋をして数分焼く。その間につけだれを混ぜ合わせておく。
    • 蓋を取り、両面を1、2分づつ焼き、カリッと仕上げる。

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